kingdom_567_01


キングダム 566話では、壊滅の危機に陥っていた楊端和軍が、圧倒的な楊端和(ようたんわ)の武力により
犬戎軍と趙軍の包囲網を突破し、さらに9日目の最低限の目標であったゴバを討ち取る事に成功します。
しかし、敵も楊端和を討ち取ろうと全軍で追撃を仕掛けます。
ここでは、9日目の戦いで舜水樹(しゅんすいじゅ)が何をしようとしていたのか振り返りと、
楊端和が撤退戦で何をするのか予想したいと思います。

舜水樹の狙いとは?

大軍を率いた9日目の戦い


9日目の橑陽の戦いが開始された時、犬戎軍はこれまでの倍以上の兵士を動員しました。

この動きは、楊端和軍の兵糧の残りが少なくなったために、

敵はゴバ、トアク、ブネンを討ち取りに来るだろうと予想していたからでした。

ですが、結果としては犬戎族は大きな被害を被ったのではないでしょうか。

壁軍とブネンの戦いでは、メラ族長のカタリという大きな戦力を失ったものの

ブネン目前まで迫られているという事から、ブネン軍側にも大きな被害があった事が予想出来ます。

また、フィゴ王の戦いではトアクの兵士はほぼ半壊状態。

フィゴ軍もかなりの犠牲がありますが、トアクを討ち取り、

敵の兵士を減らすという大きな戦果を挙げています。

ただ、犬戎族の兵士達は、犬戎王ロゾ達に家族を人質にされているという話があったので、

犬戎王ロゾはそんな被害(犠牲)大した事ないと思ってるかもしれないですけどね。

長兄ゴバを囮とする


中央軍の戦いでは、長兄ゴバとバジオウの戦いが行われていました。

バジオウ他、シュンメン、タジフにより、ゴバ本陣へ迫る活躍を見せていましたが、

ゴバの判断により撤退の命令。

そのまま、ゴバは後退して行きますが、逃がすまいと楊端和の本隊が現れます。

ここで、ゴバは楊端和とバジオウ軍に挟まれる形になりますが、

実は、ゴバの後退は舜水樹が楊端和を討ち取るために仕掛けた罠でした。

橑陽城よりぞろぞろと犬戎王ロゾの本隊と、これまで出て来なかった趙軍が現れます。

楊端和軍は、ゴバ軍と趙軍に囲まれ絶体絶命のピンチになってしまいます。

しかし、楊端和の決断でゴバ軍への突撃し、危なげなくゴバを討ち取る事に成功します。

これにより、ゴバを囮として楊端和を討とうとした舜水樹の策は、

見事に打ち砕かれる結果
となりました。

李牧が山の民の力が未知数であると話していましたが、李牧の副官である

舜水樹はその力を見誤ってしまったのかもしれません。

趙軍はどこへ居たのか?


橑陽の戦いが始まって以降、趙軍の姿が見えず、9日目にしてようやく現れた形となりましたが

これまでなぜ出て来なかったのでしょうか?

そもそも、犬戎族というのは他者を寄せ付けず、趙軍としても

共闘する事は諸刃の剣であると話していました。

実際に舜水樹とロゾ王が話した際にも、ロゾ王はいきなり舜水樹の首を落とそうとしていました。

その時は、舜水樹が犬戎族の言葉を話せたからと李牧の関係者だった事から、首を切られずに助かっています。

これが公孫龍だけであったら、すぐに首を切られてしまって趙軍は敗北していたかもしれませんね。

橑陽城に近づいた時点で、犬戎族としては誰でも敵であるという認識なのでしょう。

つまり、犬戎族の縄張りに侵入してきた趙軍は信用できない相手という認識であり

勝手には軍を動かして戦えなかった
と思われます。

また、犬戎族の支配地の問題は犬戎族で解決するというプライドもあったと思います。

それでも、9日目の戦いで趙軍が登場してきたのは、

3日目に舜水樹が実行した兵糧への火計など、9日目までの戦いの実績で、

舜水樹は犬戎王ロゾから信頼され、出撃を許可されたのでしょう。

舜水樹の失敗


9日目の戦いは、犬戎族にとって最悪であると言えるでしょう。

犬戎王ロゾの子孫である、ゴバ、トアクが敵に討たれています。

特にゴバは犬戎族の中でもキレ者であり、武力もバジオウと同等と思われ、

犬戎王ロゾの次に実力者だったと予想されます。

舜水樹が提案した、3将を囮とする策により、3将の内2将も討たれ

一番の狙いだった楊端和には逃げられているという結果から、

今日楊端和を討てなければ、舜水樹の首も危ういかもしれません。

それだけにこれから行われるであろう犬戎軍と趙軍の追撃は苛烈になると思われます。


楊端和軍の撤退

壁軍の状況


壁軍はすでにブネン軍より追撃を受けている状況です。

メラ族カタリの妹である、キタリが気絶して負傷している状態ですから

敵軍から隠れて早く治療に移りたいところですよね。

楊端和軍も撤退を始めているので、そうなると楊端和(中央)と壁軍(右)の位置関係から考えると

2人は合流する可能性
も考えられますね。

エンポじぃへの頼み事


基本的に戦場では、敵の背を討った方が有利であると言われています。

しかし、ここは周りが森に囲まれている地形になっています。

楊端和がゴバを討ち取ってすぐに撤退を判断したというのも、

後退する森の中に罠が仕掛けてあり、犬戎軍や趙軍を討ち取ろうとしているのかもしれません。

山の民は日頃から橑陽城周辺の森へ入り、食料を集めていました。

数日間この辺りに滞在していて、森の暮らしには慣れていると思うので

大分ここ周辺の地形の理解も深まったのではないでしょうか。

そのため、エンポじぃに頼んだ内容というのは、

撤退する道へ大軍を葬る事の出来る罠を作って欲しいという事なのだと思います。

そして、大軍を葬る策というのはやっぱり火計。

kingdom_567_01

舜水樹の火計を受けた壁軍の兵糧
引用:原泰久 キングダム 50巻 第539話 戦の相手

火計で兵糧を焼かれた仕返しに、大軍を火計で葬る。

ただ、撤退してやられるだけでは戦力差は埋まらないので、

ここらへんで大きく動いて欲しいところです。


まとめ


舜水樹は9日目の戦いで、犬戎軍を昨日の倍以上の兵力を動員して戦いました。

その狙いは犬戎軍の3将を討ちに来た楊端和軍を逆に討ち取ろうというもの。

しかし、楊端和軍の攻撃により、3将の内2将も討たれている事から、

犬戎軍は大きな被害があったと予想できます。

ただ、犬戎王ロゾは兵士の家族を人質にしている事から

仲間の犠牲など何も気にしないでしょうね。

そして、舜水樹はゴバを囮にして楊端和を誘い込むように仕掛けたのだが、

楊端和を討てないばかりか、犬戎軍のゴバを討たれてしまいます。

舜水樹は数々の失敗から、今日楊端和を討てなければ自身の首も危ういかもしれません。


楊端和はゴバを討ち取った後、撤退戦に移ろうとしています。

楊端和がただ後退をするとは考えにくく、追撃にやってきた犬戎軍と趙軍を葬るため

エンポじぃに頼んでいた森の中の罠や、火計によって

楊端和軍と犬戎軍・趙軍の戦力差を埋めようとしているのかもしれない。