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577話『赤の他人』内容


番陽の想い


王賁が王翦の子供ではないという話を聞いてしまった信。

番陽と関常も信の存在に気が付き、話を誤魔化そうとするが

信は2人にどういう事なのか問い詰める。

番陽はついに決心し、飛信隊信に王賁の話を始める。

番陽は王賁の抱える苦しみを理解して欲しく、信に聞いて欲しかったのだった。

王賁の母


王賁の御母上様は、朱景(しゅけい)という人物で貴族中の貴族である関家の姫だった。

そして、王翦と婚姻する事となり、程なくして朱景は子供を身ごもった。

だが、出産を目前としてある日、妙な噂が流れる。

朱景は王翦との婚礼の前に、好きな男がおり、

その男の種を宿した状態で王翦と結婚したというのだ。

下らない噂話であったが、朱景はその事に関して固く口を閉ざしたという。

話を聞いた信は、朱景から直接聞きだせば良いと伝えるが、

すでに朱景は、王賁を産んですぐに亡くなっていた。

つまり、王翦にとって王賁は愛する妻の命を奪った”赤の他人”という事になる。

亜光軍の兵糧


飛信隊の野営では、飛信隊副官である楚水が深刻な表情をして報告に来ていた。

楚水は配給の準備のため、亜光軍へ行ったのだが、

亜光軍の兵糧がすでに尽きた状態になっていた。

ただ、亜光軍には兵糧の予備があり、切り詰めて2日分で

飛信隊へ回すほどの兵糧はないとの事だった。

河了貂の方も、兵糧の予備を持っていたが切り詰めた状態で2日分。

それで全ての兵糧が無くなってしまう状況
だった。

足掻く戦い


翌日、朱海平原の戦い11日目の戦い。

今日も趙軍は攻めてきており、飛信隊の歩兵が戦っているが

兵士達にも空腹とケガによる疲れが見え始めていた。

体力が少ない状況の中、秦軍が善戦しているようにも見えたが

これは明らかに趙軍は、秦軍の兵糧の残りがあと少しだと気が付いている戦い方であった。

そして、体力がなくなる明日か明後日に本格的な攻撃が来るのは間違いなかった。

河了貂は右の戦場を攻略しなければ、この戦場全体の勝利へ繋がらないのに

何も出来ない状況に焦りを見せていた。

そんな状況の中、玉鳳隊の王賁は今出来る事をして、 全力で足掻いていた。

信もその様子に触発されて、自ら出陣する。


感想


王賁の母親はもう死んでいて、王翦は王賁を恨んでいるかもしれない!?

なんだかすごい話になってきましたが、王翦の冷静な性格からして

愛妻家だったっていうのは、なにかピンと来ないような。

王翦がどう思っているのかわからないですが、

王賁がその噂話を聞いていたとしたら、王賁は申し訳ない気持ちでいっぱいだろう。

王賁が王翦の話になると急に取り乱すのは、

王翦にこれ以上迷惑をかけたくなかったり、 王一族を継ぐ人物は自分だけなので

大きな重圧があったりするのかもしれないね。

王賁が思い詰めて戦っているとしたら、それは辛い戦いだ。


578話予想


後日更新予定