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579話『十二日目の朝』内容


秦兵の足取り


朱海平原の戦い 右翼

12日目の戦いのため、秦兵達は軍の配置に着こうとするが、

空腹と大将である王翦が右を見捨てているという噂が広がり、

その足取りはこれまでで最も重かった。

飛信隊の同じように戦場へ向かっていたが、

隊長の信も含め、その様子は疲れきっているようであった。

趙軍の気配


そして、趙軍と向かい合い配置についた秦軍は

敵軍のただならぬ気配を感じ取っていた。

それは尾平達だけではなく、玉鳳隊の猛者でさえ

趙軍の気配の違いを感じ取り、戦いの覚悟を決めねばならなかった。

着々と趙軍が戦の準備を整える中、

秦右翼全体には嫌な空気が覆っていた。

飛信隊の軌跡


そんな中、信と王賁は隊の前に立ち、同時に声を発した。

そして二人はほぼ同時に隊に語りかけ始める。

信「この飛信隊は百人隊から始まった
王賁「この玉鳳は百人から始まった

そして、信は昔あった戦いを隊のみんなへ話始めた。

最初に趙の馮忌将軍を狙って戦った事。

無茶苦茶な戦いをしながら、飛信隊は大きくなり武功を上げていったという事。

そして、今やその隊も羌瘣の隊を合わせると八千人隊になった。

士気の爆発


だが、信はそれをまだまだだと話す。

それは、信が目指しているのは天下の大将軍

そして、その時に兵士は数十万になっているだろう。

またみんなに今日あった事、朱海平原で戦った八千人隊が奇跡を起こして勝って、

それが天下の大将軍に繋がったんだ
って、みんなに伝えたいんだと信は話した。

飛信隊はこんな所で終わってたまるか。

信は飛信隊に力を貸してくれるよう頼んだ。

飛信隊と一緒に天下の大将軍へ突っ走りたいと叫ぶ。

そして、飛信隊の士気は最高潮になり趙軍に対して一番に突撃を開始する。


感想


今回の話は本当に目頭が熱くなりました。

王翦の指示がないために不利になっているとはいえ、

そんな状況の中でも、信の飛信隊に対する思いと大将軍への夢が伝わり

自分も飛信隊の一人となったようにドッと高揚しました。

飛信隊は百人隊の頃から絆の強い隊であったと思いますが、

五千人、八千人隊になったとしても、信を助けたいとか

隊のみんなが一緒に戦い続けたいっていう気持ちは変わらないのだなと思いました。

ただ、高まった士気で勢いのまま行くのは良いですが

敵は必ず士気の中心となる隊長を狙ってくるでしょう。

次の話では勢いのまま、敵を抑えこめるのかどうかでしょうね。

昔、王騎将軍や麃公将軍が見せていた突撃のように

信自らが先頭を行くとき、全軍が鬼神となるって描写を見せてほしいな~


580話予想


後日更新予定