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600話『十四日目の夜』内容


殺戮


蒙恬もうてん軍の胡漸こぜん副長は、何が起こっているのか分からなかった。
自身は倒れ、周りの秦兵が龐煖と戦っているように見えた。
龐煖ほうけんは蒙恬軍を次々と切り倒し、その戦いは一方的であった。

胡漸はその様子を見ながら、蒙恬の小さい頃を思い出していた。
蒙恬が生まれた時、胡漸は蒙武もうぶより教育係を任されていたのだ。
そして、蒙恬から子供が出来たら一番最初に抱っこさせてあげると
言われていた
のだった。

胡漸こぜんの覚悟


この場所へ蒙恬様を戻らせてはいけない

そのためには、龐煖ほうけんを遠ざけなければならない。
胡漸は力を振り絞り立ち上がると、龐煖に向かってゆっくりと歩きだした。

そして、不意に剣を龐煖向け、その剣は龐煖の身体を貫いた。
だが、これも胡漸副長の最後の力だった、
龐煖に一刀を与えると、胡漸は龐煖の一撃によって討たれてしまった。

龐煖ほうけんの意志


蒙恬もうてん陸仙りくせんと明日の作戦を立てていたが、
胡漸こぜんが討たれた時、蒙恬は本陣で何かが起こった気がしていた。
そして、胸騒ぎがした蒙恬はすぐに本陣へ戻った。

趙軍中央でも、李牧りぼくの元へ三大天さんだいてん龐煖が秦左翼を襲ったと報告が入っていた。
李牧はこれまで龐煖を探し続けていたが、見つからなかったと話す。
そして、今日龐煖が現れたという事は、自らの意志で山を下り、
そして決着をつけるために来たと話した。

明日の軍略


秦右翼の飛信隊の陣では、ボロボロになっている信が
仲間と抱えられ、馬肉を食べていた。

河了貂かりょうてんから明日の軍略が、王翦おうせんより伝令が来ていると皆に伝えられた。
王翦の作戦は

日の出と共に出陣し、趙左翼を抜いたあと、李牧りぼく中央軍へ横撃せよ。

という事だった。
ついに届いた王翦からの指示に、飛信隊ひしんたいの兵士達は明日への意気込みと緊張感が高まっていった。

そして、玉鳳ぎょくほう隊の陣では王賁おうほんが目を覚ましていた。


感想


胡漸副長、龐煖に狙われてしまったからやっぱり討たれてしまったね・・・。
でも、気になるのは胡漸副長が龐煖に剣を突き刺せたという点。

前方に龐煖の注意がいっていたのかもしれないけれど、
かつて、飛信隊の信が同じように後ろから狙った時には
龐煖は信に気が付いて、普通に刺すことは難しかった。

今回胡漸が刺せたのは、龐煖が弱くなったから?
それとも、胡漸がゆっくり進んで刺したから?

個人的には、蒙恬への思いから不思議なパワーが
胡漸に備わったとしか思えない。

武力的に考えても、今の胡漸副長よりも
昔の信の方が強そうだからね。

そして、李牧が龐煖が来たのは
「決着をつけるため」
だという事だった。

決着をつける相手、これはやはり信だよね?
信がボロボロだし、今の状態で龐煖と戦えるのか?
という不安はあるのだが、どうやら龐煖は戦うつもりのようだ

最終決戦の十五日目の戦いでは、王賁も復活して戦うようだが、
左翼の蒙恬も胡漸副長が討たれた怒りから、左翼も紀彗を突破し、
左翼・中央・右翼の同時攻撃も可能性としてあり得そうだ。


601話予想


キングダム 601話予想考察『蒙恬の激情の怒り!十五日目の戦いで王翦の予想外の行動とは!?』】