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©原泰久/集英社 ©2019 映画 「キングダム」製作委員会


更新日:2019年6月29日(土)


※本記事は、【実写映画キングダム】のネタバレを含む記事となっております。
まだ映画を見られていない方は、見ない事をおすすめ致します。



どうも、うしぽんです。 今回は、2019年4月19日(金)に公開された実写版映画のキングダムについて映画のネタバレや感想などを話したいと思います。
主に、映画を見られた方向けに記事を書いているため、ネタバレが含まれますのでまだ映画を見ていない方は注意して下さいね。

キングダムとは?


実写版『キングダム』というくらいなので、原作があります。
キングダムという作品は、集英社が発行している「週刊ヤングジャンプ」で2006年~連載されており、単行本の累計発行部数は、3600万部を超える大人気漫画です。

キングダムの舞台は、紀元前3世紀ごろの中国。 春秋戦国時代秦国に中華統一を目指す秦国王『嬴政(政)』と、下僕の『信』が居ました。
ある事件から政と信は出会う事となり、政は中華統一のため、信は天下の大将軍になるため、二人はそれぞれの夢の達成のため、支え合い強大な敵国と戦っていくという物語。

主人公の政や信だけでなく、キングダムに登場する一人一人のキャラクターにドラマがあり、それぞれの夢や思いのため、日々戦っているというところにキングダムの魅力があります。

キングダムは、NHKでテレビアニメ化もされており、ここで知ったという方も居るのではないでしょうか。
私もアニメを見て、初めてキングダムという漫画の存在に気が付き、こんなに面白く、熱い漫画があるのかという事を知ったのです。


実写キングダムについて

政

©原泰久/集英社 ©2019 映画 「キングダム」製作委員会


映画『キングダム』は、2019年4月19日(金)に全国公開されました。すでに1ヶ月以上経ちましたが、まだ興行収入を伸ばしており、5月24日までの興行収入はなんと47億円となっています。

漫画原作作品の実写化で興行収入が、最近は10億円行くのがやっとという状況の中、キングダムは大きく躍進したと言えるでしょうね。

漫画でいうどの辺りの話なの?


キングダム単行本は、現在54巻まで発売されています。(5/26現在)
実写映画の話は、『王都奪還編』と呼ばれてる部分であり、 単行本でいうと1巻~5巻くらいまでとなります。 そう考えると、まだまだ序盤の話だと言えますね。

キャストについて


信 / 山﨑賢人
嬴政・漂 / 吉沢亮
楊端和 / 長澤まさみ
河了貂 / 橋本環奈
成蟜 / 本郷奏多
壁 / 満島真之介
昌分君 / 高嶋政宏
謄 / 要 潤
王騎 / 大沢たかお

映画プロモーション映像




映画の見所


キングダム公式アカウント(@kingdom_yj)より、映画の見所である13のポイントが紹介されています。



漫画と映画の違いについて


実写映画は、だいたい2時間くらいの映画になりますが、その中に単行本5巻分の話を全部詰め込むというのは、無理な話です。
実写キングダムでも、漫画の内容が変更されている部分がありました。個人的に気になった部分の変更点を紹介したいと思います。

冒頭のシーン

王騎将軍

©原泰久/集英社 ©2019 映画 「キングダム」製作委員会

映画の冒頭では、信が奴隷商品に馬車で連れられている時に、王騎将軍が軍馬を行進させており、それを見た信が大将軍という人物に憧れを抱くというシーンがありました。
漫画ではなかった『天下の大将軍』を目指すための動機を一つになるシーンでしたが、このシーンは映画『キングダム』公式アカウントでも話されている通り、原先生が挿入したかったシーンでした。

一人の修行シーン


漂が秦国に連れていかれた後、映画ではこれまで漂と二人で修行をしていた信が一人で修行を行っている描写がありました。
漫画では特になかったシーンですが、この一人で修行を行った事によりさらに剣技が磨かれた事がわかります。

里典の元にやってきた人物


信が漂の頼み黒卑村へ向かった後、里典の元には朱凶がやってきていましたが、映画の方では朱凶の他に秦軍と左慈がやってきていました。
そして、城戸村は焼かれ兵士を見た者はすべて殺せとの指示がされていました。
原作ではここまで信の故郷に被害を受けるような事はなかったと思いましたが、尾平や尾到は無事なんでしょうか・・・?

ムタとの戦い


原作では穆公の約束の場所でムタと戦っていましたが、映画では道中の竹林の中。さらに、信はムタとの戦いで毒の吹き矢を受けてしまい、倒れてしまいます。
吹き矢は虎を一瞬で殺してしまうほどの毒でしたが、映画版では毒が弱くなったのかな・・・?
河了貂の薬草によって、信は無事毒から回復しました。

山の王謁見


山の民の王様へ会いに行った時、山の民が待ち受けており、信たちは捕まってしまいますが、牢屋に入れられたあとのタジフとの会話はなく、そのまま楊端和の居る部屋へ連れられていました。ただ、楊端和が政と一緒に王都奪還を決起したとき、信と山の民がダンスする『山の民ダンス』はよかった。

バジオウの活躍


バジオウがランカイと戦った時、野生の力を呼び起こし、戦っていましたが映画では見られずあまり活躍はしていませんでした。
尺の都合上、しょうがないけど少し残念。ただ、バジオウの腹筋はすげぇ・・・

左慈とランカイ


王都奪還編の最後といえば、ランカイとの戦い。しかし、映画では隠し通路で戦う相手がランカイで、王宮内で戦う相手が左慈になっており、原作とは逆でした。
さらに、上級武官だった左慈も『元将軍』という立場となり、左慈は戦場で暴れまわったという設定のようです。
原作を知る人は左慈がなんで・・・と思うかもしれませんが、「坂口拓」さん演じる左慈はカッコよかったので良しとしましょう。

王騎と魏興


政の王都奪還が成功した後、王騎がやってきます。魏興は馬上から王騎を襲い、魏興は王騎に真っ二つに斬られるというのが原作ですが、映画では魏興の兵士達が犠牲になっただけで魏興は無事でした。さすがに真っ二つには映画で出来ないよねw

信と王騎


原作で王都奪還編で信と王騎の絡みはありませんでしたが、映画では信自らが王騎将軍へ声をかけるシーンがありました。映画ではここで王騎将軍が信の夢を知り、信は天下の大将軍がどういう人物なのか知る事となります。そして、王騎将軍から「童信」と、このセリフが出て来たのでキングダムファンは大満足でした。

王騎の策略


王都奪還編では、王騎将軍の存在というのはとにかく不気味な存在で、謎な人物でした。
ただ、漂が死んだ原因の一端は、王騎将軍にある。という事を思っていましたが、今回の映画を見て印象はガラッと変わりました。原作でも、漂へ致命傷を与えたのは朱凶であると話されてはいましたが、映画ではさらに朱凶が原因という印象が強かったような気がします。
そして、映画の最後では王騎が、政たちが王都奪還作戦を予想し、そうなるように仕向けたかのようなセリフがありました。
そのため、今までモヤモヤだった部分が解消され、王騎軍は漂に何もしてないだとわかった気がします。


原作と色々と違いに見られましたが、脚本については、原作者である『原泰久先生』も協力されているという話を聞いていました。
そのため、漫画と映画で違いがあるのも、しょうがないと思っています。


実写キングダム 評価・感想


キングダム実写化の話があった時から、原作ファンを納得させる映画になるのか?という疑問がありました。

これまで人気漫画から実写映画化された『進撃の巨人』(2015)や『鋼の錬金術師』(2017)などは、原作ファンを納得さたり歓喜させるものではなかったからです。

キングダムでも、人気キャラクターである『王騎』や主人公である『信』や『政』のキャストに注目が集まっていました。
映画の予告が公開され、キャストが判明した時にネットの反応は悪く、


王騎将軍のイメージが違う
キングダムの世界観を本当に再現出来るのか!?


という声が聞かれていました。
個人的な感想を言うと、王騎の役に「大沢たかお」さんに決まった時、演技力は間違いないと思った反面、王騎将軍の強烈なイメージは保てるのだろうかと思ってしまいました。
(たぶんこれは、漫画のイメージよりもアニメの特徴的な声のイメージが強い。)

ですが、映画が公開されて実際に王騎将軍を見た時、凄さを感じます。
王騎役の「大沢たかお」さんは、王騎将軍のガッチリした体形を再現するために体重を17キロ増やしたそうですが、まさにその姿は王騎将軍。
そして、注目の声もアニメに似せた感じで演技されていました。
これには私も鳥肌が立ち、「大沢たかお」さんが王騎役を演じて下さって良かったと感じます。

他に気になっていた、騎馬隊のシーン、剣と剣のぶつかり合い。
そして、人と人の感情がぶつかり合う熱いシーン。

キングダムには、大きく心を揺さぶられるシーンが多いです。
キングダム実写映画には、漫画の感動や熱いシーンを期待していたわけですが、映像化され、俳優の方々と世界観に引き込まれ、原作以上と言って良いほど感動シーンや熱くなるシーンが良くなっています。

特に主演の「山﨑賢人」さんの演技は本当に良かった。
「山﨑賢人」さんはこれまでも、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017)や、『斉木楠雄のΨ難』(2017)で見た事がありましたが、キングダムでは、まさにそのまま信そのものという演技で、信の無邪気さや夢のために向かう姿勢がそのまま信でした。
声の感じもアニメの信と似ていましたね。

色々な心配があった、実写版『キングダム』でしたが、映画が始まると、「あのキングダムが実写化されたんだ・・・」という気持ちが溢れ私は冒頭のシーンから泣いてしまい、放映中も多数のシーンで泣き続け、どっぷりとキングダムワールドに浸かっていました。

原作ファンだけでなく、これからキングダムを見たいと思っている方にも、本当におすすめ出来る最高の映画です。


『キングダム2』について

実写キングダムの続編は出るの?


先日公開されたオリコンニュースの中で、実写キングダムの続編について、本作のプロデューサーでもある『松橋真三』氏から注目の発言がありました。

製作時から最低ラインとして「興行収入40億円」という数字は意識していた。
もし達成できなければ、佐藤信介監督と松橋プロデューサーは、職を辞する覚悟で臨んだという。

実写映画『キングダム』大ヒットの理由と裏側 松橋真三P、続編も「視野に」
https://www.oricon.co.jp/news/2136025/full/

続編が出るかどうか、思っていた以上に興行収入の目標が高くビックリしました。
やはり、海外で撮影したり、軍隊の撮影をするために、馬や衣装を準備するというのは巨額の予算が必要だという事ですね。
しかし、最低ラインである「興行収入40億円」はすでに突破し47億円まで到達しています。

これは、キングダム続編が今後発表されるという事を期待しても良いんじゃないでしょうか。

最新情報によると、興行収入が50憶円を突破した『キングダム』は、
すでに続編の映画製作に向けて準備を進めており、計画では4作目までの製作が決まっているという事です。

映画製作会社関係者によると、

「実写版『キングダム』は、すでに続編の製作が決まっています。というか、4作目までの製作が決まっているそうですよ! コミックは現在、54巻まで出ており、今回の映画でも原作の序盤までしか描かれていません。だから、実写版映画もまだまだ製作できるんです。2作目は今年の冬、年内中にはクランクインする予定だそうです。しかし、クランクインまでにはひとつ課題があるそうで、それは、大沢たかお(51)の“筋肉待ち”だといいます」

山崎賢人『キングダム』続編決定!! 撮影はあの俳優の“筋肉待ち”!? https://taishu.jp/articles/-/66410

『キングダム2』のストーリーは?


実写『キングダム』は、王都奪還編という区切りで終わった形となりました。
これは単行本でいうと、だいたい5巻までの出来事になります。
そして、『キングダム2』はどこまでの話をやるのか?

おそらく、16巻までの話を一気にやるのではないか?と予想します。

最初が5巻までだったのに、一気に16巻まで!?と驚かれるかもしれません。
しかし、実写『キングダム』の最後には、信と王騎の接触があったり、王騎の大きさが語られました。
原作で、信と王騎将軍が直接話したり、その大きさが語られたのは『蛇甘平原の戦い』の最中でしたので、『蛇甘平原の戦い』を飛ばす布石ではないかと考えられます。

ただ、この戦いでは他にも、

・信の初陣
・羌瘣との出会い
・飛信隊になるまでの仲間との出会い


といった、重要な要素がありますが、それは馬陽の戦いへ飛ばしたとしても描けるはずです。
アニメでもやらなかった羌?が政を襲った、『政暗殺編』は当然やらないとして、キングダム2は『蛇甘平原の戦い』が終わった後から始まり、信が王都奪還編で出会った王騎将軍に憧れ、修行をつけてもらえるよう頼みに行く。そして修行中に『馬陽の戦い』が始まる・・・。

といった感じになりそうな気がします。
原作でも16巻まで読んで、キングダムが好きになったと言われる方が多いので
もし、映画化がされたら、さらにキングダムフィーバーが起きそうですね。