kingdom_604_01

引用:原泰久 キングダム 第597話 武運を


キングダム 603話では、王翦が鄴を落とすために練っていた逆転の策が発動し、李牧軍は守備の陣形から攻撃の陣形へ変えざるを得なくなりました。秦軍は兵糧という時間制限があったものの、王翦の策によって趙軍も時間がないという状況へ陥らせたのです。
ここでは、王翦軍対李牧軍の戦いの予想と、突然命令無視をして信と王賁を狙い始めた尭雲の狙いについて予想してみたいと思います。

序盤から変化する十五日目の戦い

王翦軍 対 李牧軍


十五日目の戦い早々に、王翦軍 対 李牧軍の戦いが始まりましたが、
先鋒を務めた王翦軍の田里弥は、序盤は李牧軍の固い守りに阻まれてしまいます。
そんな中、鄴からの火急の知らせによって状況が一変。
王翦の工作兵によって、鄴の兵糧はなくなり、李牧軍は守っていれば勝てる戦いだったものが
急がなければ、鄴は落ちてしまうかもしれない状況となりました。
李牧軍は急ぎ、守備の陣形から攻撃の陣形へ変えますが、
王翦軍と李牧軍の戦いはどうなるのでしょうか。

これまで秦軍は、兵糧の限りがあるため早々に李牧軍を討ち、
鄴へ戻らなければならない状況でしたが
王翦の軍略が成功した事で、趙軍の時間的余裕もなくなったと言えます。
これにより、趙軍も王翦軍を早々に討ち取り、鄴を包囲している
桓騎軍を討たなければならなくなりました。

両軍の時間的余裕の条件が同じくらいになった今
いよいよ、王翦軍と李牧軍が正面からぶつかり合いをしそうですが、
王翦軍の兵力は三万で、李牧軍は五万なので、二万の兵力差をどうするのか?
と、いうところが王翦軍の大きな問題になりそうです。

兵力差を埋める策


李牧軍は王翦軍を早急に討つために、陣形を超攻撃型の”大鶴”に変えています。
大鶴という陣形がどういう形なのか、どういう攻撃方法なのかまだ明らかにされてはいませんが、
名前から、鶴翼の陣のように大きく両翼を広げたような形の陣形ではないかと予想できます。
ただ、鶴翼の陣は防御の陣形だと言われていますので、超攻撃型というセリフと真逆になってしまいますよね。
なので、鶴翼の陣は「U」の形の陣だとしたら、大鶴の陣はその逆の「∩」のような陣形だと予想されます。
李牧軍は王翦軍よりも兵力が多いため、王翦軍を包囲しながら戦ったとしても
十分優位に戦えそうだと思いますけどね。

王翦軍は、この兵力差問題をどう解決し、李牧軍の攻撃を防ぐのか、
その鍵を握るのは、王翦軍の田里弥と倉央ではないかと予想しました。
先鋒を務めた田里弥の攻撃は、李牧軍に通用していないように見えましたが、
田里弥は陣形や軍略に長けている人物に見えます。
そのため、本来は守りの方が強いのではないでしょうか?
李牧が守るだけなら容易であると話したように、
田里弥軍も守りに特化した部隊で、李牧軍を防ぎきると思われます。
李牧軍の勢いが落ちた後、いかにも攻撃力のありそうな倉央軍の出番です。
十文字槍を率いて李牧軍を勢いのまま、討ってくれるのはないかと予想します。

尭雲の狙い


右翼の戦いでは、前日の勢いのまま秦軍が優勢になっており、馬南慈軍もたまらず後退の指示を出します。
しかし、ここで予想外の出来事が起きます。尭雲軍と趙峩龍軍だけは後退せず、信と王賁を討つため動こうとしているのです。
尭雲が復活して、前線に出てきて戦えるのか疑問は残りますが、
この行動はやはり、趙峩龍が討たれた事による怒りによるものなのでしょうか。

尭雲は、藺相如の”藺家十傑”の一人であり、三大天の武とも言われた将軍です。
同じ”藺家十傑”の一人である趙峩龍が討たれたからといって
その憎しみによる意味のない行動は取らないと思うのです。

そのため、この行動の意味の答えとなるのは、
藺相如が、尭雲と趙峩龍の二人だけに伝えた二つの言葉でしょう。

その言葉の一つ目が、

中華を統一しようとする者が現れた時、その時の全力でその敵を討て!

というものでした。
二つ目が不明だったのですが、この二つ目が重要であると考えます。
藺相如は、中華統一の話を王騎将軍へ話したり、尭雲と趙峩龍にも
中華は一つになりたがっていると話したりしています。

kingdom_604_01

三大天 藺相如の願い
引用:原泰久 キングダム 第597話 武運を

趙峩龍は、藺相如の二つ目の願いを尭雲へ託し、
藺相如や趙峩龍の思いを絶やさないために、信と王賁を探そうとしていると考えられます。
重要な局面でこういった行動に出たというのも、藺相如の言葉があったからかもしれません。