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引用:原泰久 キングダム 第605話 王翦の読み


キングダム 605話では、倉央軍の強烈な突撃にもかかわらず、李牧軍には効かず、逆に倉央軍は李牧の策略にはまり危機に陥りました。さらに、田里弥軍の方も李牧軍の攻略に苦戦しており、倉央と田里弥軍は李牧軍に翻弄される事となります。そんな中、王翦が李牧の防陣のカラクリに気が付き、ついに王翦軍が出陣します。ここでは、倉央と田里弥軍の戦いと李牧軍防陣のカラクリについてまとめました。

王翦軍 対 李牧軍の戦い

倉央軍副官の力


王翦軍 第四将である『倉央』
初登場時から、”武”に関して相当な実力を
持っていそうな部隊を率いていました。
そして、倉央の後方に居た
「尾びれのような兜」を被っていた人物。
その気になる倉央軍の一人が
今回の話で名前が明かされました。

その人物の名前は、『糸凌しりょう
糸凌は倉央軍の副官の立場であり、
さらに、倉央軍の中でも武勇に優れているようです。


王翦からの伝令により
趙軍の共伯軍に突撃を仕掛けると
これまで守り切れていた敵の守りを崩します。

糸凌は双剣使いのようですが、
その戦いぶりから、楊端和のように
素早くそして強力な突破力を持ちつつ、
楚国の禍燐のような体躯と自信を
持っているように見えました。


同じ部隊の倉央軍の兵士からしても
早すぎて追いつくのが
やっとの様子でしたので、
今回の糸凌の突撃はこれまで以上に、
早く強い当たりであったと予想されます。

そのような戦いぶりになったのは
出陣前に倉央と交わしたセリフの中で
倉央は、
(この戦いに)勝って朝まで
お前を抱きまくる

と言っており、糸凌はその事で
さらに気分を高揚させて、
力を増したのだと考えられます。

ただ、今回の相手は李牧軍直下部隊。
糸凌の武力を持ってしても
今回はうまくいきませんでした。

糸凌は、趙軍の盾兵に対し
気を込めた攻撃を食らわせますが、
盾兵は微塵も恐怖を感じていない様子で
糸凌の攻撃を軽くいなしてしまいます。


糸凌の自信たっぷりな様子から
武力が低いわけではないと思いますし、
この場合は李牧兵の練兵が
優れていたと考えられます。

糸凌も敵の盾兵の対応を見て
この糸凌を相手に虚脱を使うだと!?
と驚いていました。

倉央と田里弥 翻弄される


糸凌の突撃により、大打撃を
与えるだろうと考えていた
倉央は予想外の出来事に
糸凌の元へ救援の兵を向かわせます。

しかし、兵士を救援に向かわせた
矢先に李牧兵による、分断攻撃が始まり、
先頭にいる糸凌と倉央の兵士は分断され、
さらには、敵の騎兵部隊が
倉央の元にやってきため、
倉央は危機に陥ってしまいます。

敵の対応の早さからか、
倉央は「なんだ今のは・・・」と
不思議な感覚に襲われます。


そして、共伯軍の正面で戦っている
田里弥も数々の戦術を使用しているのにも
関わらず、共伯軍に通用せず
危機感をつのらせていました。

田里弥は自身の兵に、
戦術や練兵をしっかりと行ってきており、
ここまでの差がある事に対し、
釈然としないでいたのです。

ここまでの描写からわかる事として、
倉央も田里弥も戦術や兵の力に関して
かなりの実力を自負していると思われますが、
すべての行動が裏目に出ています。


李牧が「守るだけならいくらでも守れる
と言っていた事が、ここで
発揮されているような形です。

ですが、倉央と田里弥が敵の守りの
秘密を読み切れないのは、
しょうがないのです。
なんせ、王翦ですら
李牧の防陣の秘密は分からなかった。

だけど、倉央と田里弥が奮戦したからこそ
王翦は防陣の秘密を見破るきっかけを
生むこととなります。

そういった意味で言うと、
兵力差のある中、
被害を最小限にしていた
倉央と田里弥は良くやったと言えます。

王翦の無陣と李牧軍防陣のカラクリとは?


先鋒を務め、軍略や練兵に長けいる田里弥軍と
突破力・攻撃力の高い倉央軍が通用しなかった。

その様子を遠くから見ていた
王翦はついに、李牧の防陣の秘密を暴きます。

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李牧の防陣の秘密に気が付く王翦
王翦「ほう そういうことか」
引用:原泰久 キングダム 第605話 王翦の読み

そう言うと、王翦軍がついに出陣し
李牧軍の雷伯軍と対峙します。

軍略の才だけで
六将の一席を取れると
六将の頭脳の『胡傷』から
言われていた王翦


李牧に対抗する陣形は、『無陣

倉央によると王翦の得意な陣形は
鶴翼の陣であると言われています。

どんな陣形や戦術を持ってしても
破れなかった敵の防陣に対し、
『無陣』で挑む王翦の真意はなんなのか?

李牧直下部隊である
『共伯将軍』と『雷伯将軍』は
兵士と共に、李牧から長い年月をかけて
戦術を叩き込まれていると言います。


そのため、王翦軍が使うような
高度な戦術であればあるほど
その対応方法は決められた型のように
容易になっている
と考えられます。

ただ、陣形の弱点がわかっていても
それを即座に、そして
現場で行っているとなると
李牧軍の恐ろしさと李牧の練兵の
凄さがうかがえます。

王翦は、高度な戦術を使っている部隊に対し、
あえて無謀とも思える『無陣』
という策を用いて、
敵の油断・判断の誤りを誘おうと
している可能性
があります。

王翦がなぜ、愚策とも思える
『無陣』使うのか理解出来ない
雷伯将軍は、余計な考えが
思考をめぐり、気が付いた時には
対応が追い付かないほど
王翦軍の内部進攻を許して
しまうかもしれません。