kingdom_606

引用:原泰久 キングダム


606話『起こり』内容


王翦おうせん軍の進軍


李牧りぼく軍に対し、王翦軍は無陣のまま進軍する。
田里弥でんりみ倉央そうおうは、
そのまま前進を続ける王翦軍に驚き、
ちょう軍も何か直前で仕掛けるのではないかと
警戒けいかいを強めていた。

しかし、周りの注目に反し王翦軍は
そのまま李牧軍とぶつかる事となる。


単純な戦い


田里弥でんりみは、その様子を見て無茶な事だと
危機感ききかんを覚えるが、
王翦おうせん軍と李牧りぼく軍の戦いは
ほぼ互角であった。

王翦軍の戦い方はいたって単純なものであった。
前の兵士がやられれば、次の兵士が前に出て
戦うを繰り返し行うだけである。
こんな戦い方では普通の軍にすら敗れてしまうが、
なぜか李牧軍との戦いは互角であった。


そして、田里弥と倉央そうおうは一つの結論に至る。
何もしていないから互角なのではないか?と・・・。

李牧りぼく戦術カラクリ


人はものをつかむ時手を動かすが、わずか先に肩が動く。
軍でもその動作の先に”起こり”が発生するという。

李牧軍は軍の”起こり”を察知し、相手の動きを読んでいた。
動きが読めれば、敵の技は通じなくなり、
さらに返しの技を出せると王翦おうせんは言う。


そして、昔からその”起こり”を感知かんちして
感覚的に捉えて戦っていた者たちがおり、
それを『本能型ほんのうがたの武将』と呼んだ。

李牧は、五年前の合従軍がっしょうぐんの戦いで
本能型のきわみにいた『麃公ひょうこう』と戦っている。
その一戦で李牧は、本能型の戦いの
仕組みを理解し、元々知略型ちりゃくがただった軍を
”知略”と”本能”を合わせ持つ
異種混合軍いしゅこんごうぐん』を作り上げていたのである。


李牧の戦術のカラクリに、王翦の側近たちは
驚愕きょうがくするが、王翦は
李牧が私と同じ怪物であると認めていた。

王翦おうせんの戦術


雷伯らいはく将軍は、単純な戦いを仕掛ける王翦軍に対し
突撃の陣形を敷き、王翦軍を包囲する形で
攻撃を仕掛けた。

無陣である王翦軍は、周りからの攻撃に対応出来ない。
そう思われていたが、王翦は左右の隊に指示を送り、
敵の動きに合わせる形で雷伯軍に対処する。
そして、今度は王翦軍が優位に
戦いを進めていたのだった。
王翦軍は、敵の動きを読み、雷伯軍に合わせて
戦っていたのである。



感想


李牧軍がやっていた戦術を早くも王翦軍で実戦で行い、
雷伯軍に勝ってみせる王翦。

さすが、王翦!俺たちに出来ない事を平然とやってのける
そこにシビれる!あこがれるゥ!


李牧が麃公との戦いから学び、自軍に取り入れた事は
凄い発想だなと思うけど、王翦は李牧を自分と同じ
化物だと褒めるだけじゃなく、李牧がやっている事を
瞬時に理解して実行出来るとか有能過ぎませんか・・・

個人的にはまだまだ兵力差が大きく、
兵糧がなくて時間もない状況なのになんでこんなに冷静なんだ。
滅茶苦茶王翦が有能に見えた話でしたが、
李牧の戦術と言っても、側近が李牧から教わった事を
やってるだけなんで、李牧はもっと凄い戦術を
使えるって事なんだろうな。

あと、”知略”と”本能”が合わさった
『異種混合軍』という軍が出てきたけど、本能型の武将っていうのは、
各所での被害は大きいんだけど、ある局面で敵の動きを読んで、
すべてを無かった事にするぐらいの戦果を上げるっていう設定なので
知略が合わさる事で、かなり敵の読みが正確になるのかな。

というか、知略を持った本能型の武将って
慶舎も本能型でありつつ、知略も使えますよーって
武将だったはずだけど、慶舎の本能型では
特に感じず、極みにあった麃公から
インスピレーションを受けたという感じなのだろうか。
尭雲も本能型でありつつ、知略もあるって言ってたような
気がするんだけど麃公が別格だったという事で良いんでしょうか。


607話予想


キングダム 607話予想考察『知略型や本能型とも違う李牧の作る究極の軍に王翦軍はどう戦う?』 7/7 7時~公開予定