出典:©原泰久/集英社 キングダム製作委員会
前回までのあらすじ
昌平君の軍略
楚・魏・趙・燕・韓・斉軍から成る合従軍は、秦国内を次々と侵略していった。
その中で、昌平君は蔡沢を斉国との交渉へ向かわせ、斉軍を合従軍から離反させた。
さらに、昌平君は合従軍に対抗する策を考え、5つに1つ勝利する軍略を導き出し、秦国すべての将軍たちを咸陽へ招集させた。
呉鳳明と李牧
秦国の前線では、麃公軍と魏国の呉鳳明軍の戦いが始まり、飛信隊も麃公軍に合流して戦った。
麃公軍は呉鳳明軍に兵力で劣っていたが、本能型ならではの戦いを見せ、呉鳳明軍との戦いでも善戦していた。
そこへ、趙国の李牧がやってきたため、麃公軍は撤退。
李牧と呉鳳明は、対面し二人の話の中で呉鳳明は、李牧が本気で秦を滅ぼそうとしていると知るのだった。
第3話『函谷関攻防戦』 内容
各軍招集する

出典:©原泰久/集英社 「キングダム」アニメ第3シリーズ
秦国の将軍達が咸陽に終結した頃、六国の大将軍達も風万平原の丘に集まっていた。
その中でも注目はやはり李牧だった。
燕軍大将のオルドは、秦国の王騎、燕国の劇辛が討たれた事は、この合従軍のためではないのかと話す。
さらに、この場には楚国の春申君がおり、豪華な顔触れに各将は沸き立ち、李牧は合従軍の戦略を伝え始めようとしていた。
一方咸陽では、昌平君から合従軍に対する戦略が伝えられていた。
その策とは、一度秦軍を全て後退させて、合従軍との戦いの地を国門『函谷関』にし、全軍を集める事とした。
合従軍を興す理由

出典:©原泰久/集英社 「キングダム」アニメ第3シリーズ
李牧が合従軍を興した理由。
それは秦が山陽を落とした事により、中華が詰み始めていたからであった。
そして、それに気が付いたのは李牧や春申君だけだという。
楚国は大国であるが、他国が秦国に吸収されていまえば、さすがの楚国もや危ういと感じ、ついに楚軍が、そして春申君も動き出した。
函谷関では、秦軍がすでに防衛軍を布陣しており、敵軍を待ち構える形となった。
秦軍は函谷関の守備に、蒙驁、張唐、桓騎に任せ、左の山地を王翦軍、右の山地を騰と蒙武、そのさらに右には麃公軍を配置した。
対する合従軍は、函谷関の攻撃を魏軍と韓軍。
王翦軍は燕軍、騰・蒙武を楚軍、麃公軍を趙軍が対峙し、軍を布陣させた。
そして、その後方には李牧と春申君の本陣である。
開戦

出典:©原泰久/集英社 「キングダム」アニメ第3シリーズ
両軍が函谷関を中心に対峙すると、楚軍総大将汗明より開戦の檄が叫ばれ始め、開戦の合図は、臨武君に預けられた。
臨武君は楚軍に号令をかけようとするが、話の最中に麃公将軍が先に号令をかけ、麃公軍4万は、趙軍李白6万に突撃していった。
そして、それを口火に続々と各軍の大将は、兵士に攻撃の号令をかけ、函谷関の戦いは開戦されるのだった。
見所と感想
秦国六大将軍だった王騎将軍を討った事で名声を得て、燕国の英雄劇辛を討つ事で王騎将軍を討った事はまぐれではなかったと諸国にわからせた。
無名だった李牧がここまでの人物になるとは皆、予想出来なかったであろう。
そして、中華統一をするための策として山陽を取り、そこからの展開を描いた昌平君はやはり李牧と同列と言って良い軍略家だと思う。
昌平君、李牧、春申君、呉鳳明は知略が近い人物として描かれているため今後も注目していきたい。
それ以外にも、各国の大将軍達が集結している事から、各将軍がどんな戦いを見せてくれるのか非常に興味がある。
特に楚国は国も秦より大きく描かれている。
大将の汗明は、楚軍を率いる大将軍であり同金を軽く討ち取った臨武君よりも上の地位に居る。
秦国存亡をかけた函谷関の戦い。
今後の展開にも期待したい。
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