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出典:原泰久 キングダム

643話『覚悟の通達』内容

飛信隊ひしんたいの構成

信が将軍しょうぐんになってから、信の屋敷では三日三晩宴が続いていた。そして、そこから李信将軍率いる飛信隊は大変だった。五千将になった副長羌瘣きょうかいを含め、1万五千人という大きな軍になっていたからだ。

新しい編成となった新生飛信隊は、1月練兵れんぺいに繰り返し行い、李信将軍は昌平君しょうへいくんの号令の元、再びぎょうへ出発した。

 

邯鄲かんたん攻略へ移る

ぎょうへの道中、李信りしん楽華がくか隊との蒙恬練兵れんぺい将軍と出会う。蒙恬は、胡漸練兵れんぺい副長に代わり蒙武もうぶ軍から移り、新しく副長になったという『愛閃あいせん』を李信へ紹介する。愛閃は、どちらかというと無口な様子であまり感情を出さないような感じであった。

そして、蒙恬との会話は趙王都『邯鄲かんたん』攻略の話題へ移る。邯鄲を攻略するという事は趙を討ち滅ぼす重要局面じゅうようきょくめんに来ているという事であり、ここまで来た事に李信は高揚していた。

ただ、蒙恬は邯鄲攻略の前に、『武安ぶあん』と『番吾はんご』という強力な城もあり、攻略には大戦略だいせんりゃくを展開しなければならないと話す。さらに、今は李牧りぼくも不在である・・・。

 

李牧りぼくの生死

李牧は未だに邯鄲かんたん地下牢りかろうに閉じ込められていた。李信りしんは、王騎おうき将軍を討った李牧を自らの手で討ち、天下の大将軍になると話す。だが、蒙恬もうてんは今ここで李牧が死ねば、数万の秦兵が救われるだろうと話した。李信は、それは分かってると話すが、蒙恬に「分かってるなら、軽々しく声を大にして言うな」と李信の言動を叱責しっせきした。

そして、趙王都邯鄲では、李牧の側近たちが国内の要人ようじん宅を襲い、李牧が捕らえられている場所を聞き出していた。そして、子供を人質に取り、場所を聞き出した側近たちは、要人から聞き出した『北喜殿ほくきでん』へ向かう。

北喜殿ではカイネ達が外壁を登り、地下牢へ向かった。しかし、そこで待っていたのは趙軍の伏兵だった。カイネ達は伏兵に襲われ、兵士と戦う事になる。

 

趙国の内乱

カイネが伏兵にあったという報告は、舜水樹しゅんすいじゅへ入り、援軍を北喜殿ほくきでんへ向かわせた。邯鄲かんたん城内では、李牧りぼくを救出せんと、舜水樹率いる腹心達が武力行使ぶりょくこうしに出て、城内で暴れていた。そして、それに対し王都兵を動員し、応戦したため、趙国は内戦状態に陥っていた。

趙国悼襄王とうじょうおうは、温泉につかり郭開かくかいと話していた。悼襄王は「早く李牧を殺さぬのか?」と問いかけるが、郭開は、これも策であり李牧兵を削っている最中でもうすぐ鎮圧出来ると話す。李牧の死刑が少しずつ近づいているのだった・・・。

 

感想

李信将軍の初出陣は昌平君の号令。
政が加冠の儀までに将軍だったら、最初の号令はお前だ!と政が言っていたから政の王命により出陣ってのも見てみたかったけど、色々あって将軍になるまでの経験も大事だったからしょうがないよね。そして、将軍としての出陣ではさっそく一万超えの兵力を動員して、蒙恬も一万、さらに王賁も一万という事だから、帰還後の再出陣も大きな戦になりそうだよね。

李信と蒙恬の話していた、李牧の処刑の話も読者からしたら、王騎将軍の仇討ちを李信にして欲しいし、処刑で死亡ってのも何だかなぁという感じになりそう。もちろん、蒙恬の言ってる事もわかるし、実際李牧が居なければ秦兵は相当救われると思うしね。

ただ、王騎将軍を直接討った龐煖は李信が討ったわけだし、ある一定の仇討ちは出来たと言える。あとは格の問題で、李信が天下の大将軍になるためには、天下の大将軍である王騎を戦争で討った李牧を、李信が戦争で勝たなければならない。とは思う。三大天龐煖を討った事で、李信の名前はかなり天下へ広がった気がする。

しかし、邯鄲の王都兵と李牧の腹心たちの戦いはかなり酷い事になっているね。カイネがボロボロになってまで趙と戦おうとしてるし、もし李牧を救出したとして、趙から逃げる覚悟なのかな?舜水樹も李牧を助けるためとはいえ、かなり狂ってないか?子供を人質までにして助けようとするなんて、これを李牧が知ったらどう思うのか?

もしかして、この牢獄を期に李牧自身も非常に徹するというフラグなのだろうか・・・。ますますこれからの展開が見逃せなくなりそうです。

644話予想

後日更新予定