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出典:原泰久 キングダム

660話『善か悪か』内容

二人の過去

秦軍の捕虜になった寿胡王じゅこおうは、秦将を集めると皆に話し始めた。寿胡王の話は、什虎じゅうこ軍の秘密であった。そして、寿胡王は満羽まんう千斗雲せんとうんの過去について語り始めた。

十二年前のこと、満羽は小国「ぺき」の大将軍で、千斗雲は小国「れき 」の大将軍であり、2つの国は共に楚の侵略に抗い続ける者達であった。二つの国は楚に囲まれながらも国が滅びなかったのは、満羽と千斗雲の力があったからであった。そして、この日も二人は楚の軍勢に勝利した。

 

満羽まんうの精神

満羽が楚軍に勝利し、城へ戻るとそこにはぺきの民の大観衆があった。戦続きで民も疲れきっていたが、満羽は民衆から人気があり、それは満羽の精神の支えでもあった。

だが、ぺき王とその側近たちは楚と争い続ける事に限界を感じていた。満羽は汨の民のため、絶対に楚に降伏してはいけないと王を説得し、何度も楚軍と戦い続けた。だが、これが軍部と満羽との間に大きな溝を生み出していく事となるのだった。

 

勝利の末に

満羽まんうが遠方へ赴き、敵と戦っている間楚軍に国を狙われ、そして汨は楚へ降伏した。満羽が戦いから戻ると、城の上にはすでに楚の旗が立てられていた。そして、満羽軍は楚に投降せずに彷徨いながら楚軍と戦い続けていた。何十日も戦い続けた満羽だったがそのうち満羽は敵をすべて殲滅せんめつしていたのだった。

完勝した満羽だったが、地に倒れる死体を見るとある事に気が付く。倒れていたのは祖国・ぺきにいた若者の死体だった。これまで戦ってきた敵兵が楚兵だけでなく、汨の民も含まれていた事実に満羽はしばらく馬上で動けないでいた。

そして、満羽の中の精神は壊れ、満羽はこれまでの満羽とは違う者となった。

 

満羽まんうの変化

満羽は背負っていたものに裏切られた。そして、千斗雲せんとうんも同じだと話す寿胡王じゅこおう。似た者同士が集まっていたところへ、春申君しゅんしんくんが現れ、4人に什虎じゅうこ城を与えたという。

虚無の心となった満羽の心に変化を与えたのは、蒙武もうぶであり理由はわからないと話す。寿胡王は満羽の悲劇の先に何かある事を願うと話し、すべてを結末を秦将へ託し、自らの首を差し出した。

 

感想

什虎兵の強さの秘密、それは楚軍との戦いで死地を何度も乗り越えてきたた者達の集まりだという事だね。だけど、離間の策によりいつの間にか味方だと思っていた、守りたいと思ってた人を自らの手で葬ってしまったと・・・。楚軍は本当にえげつない事をする。
しかし、今回の什虎城を攻略する戦いでも満羽達は城から離れていたために、今回も城をいつの間にか取られてしまった形になってしまったけど今の満羽は城を取られても気にも止めないんだろうな。寿胡王も殺される事を覚悟しているようだけど、秦軍はどんな決断をするのか?まさか仲間にするとかもあり得そうな気がしないでもない。

661話予想

後日更新予定