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540話『消耗戦』 内容


限りある兵糧


舜水樹(しゅんすいじゅ)は犬戎の王ロゾに戦場の外へ出るための脱出路の存在を聞いていた。

そして、舜水樹(しゅんすいじゅ)はその脱出路を使用し壁軍の兵糧庫を炎上させたのだ。

橑陽の戦い三日目早朝。 壁は座り込みうなだれていた。

そこへ楊端和がやってきて壁へ ”どれだけ失ったのか?”と声をかける。

壁は兵糧庫は二か所に分けてあり、兵糧はその半分が焼けてしまったと話す。

楊端和は山の民の兵糧を分けるので心配はするなと伝えるが、

壁は桓騎軍へ兵糧を送ってもらうように伝令を出したので大丈夫だとそれを断った。

そして、戦の準備をするために壁は陣へ向かった。

一緒に来ていたメラ族だったが、楊端和へ 兵糧を半分失くしたとなると橑陽の戦い方の根本から考えなおさなければ我々は間違いなく負けるぞと話した。


絶望的な状況


三日目の橑陽の戦いでは、壁が兵糧を失った失態を挽回するために犬戎軍へ突撃を開始した。

しかし、犬戎軍はそれを待っており壁軍は大打撃を受けてしまう。

さらに、兵糧を送ってもらうべく移動していた伝者達は趙軍の防衛網に引っかかり全て戦死

秦軍はすでに分断され、朱海平原・橑陽・鄴の戦場は孤立していたのであった。


中央からの刺客


朱海平原の戦い秦右軍の戦場では、昨日の勢いとは打って変わり様子をみていた。

秦軍は昨日の勝利もあり士気も高いのだが、攻めない理由があった。

それは李牧が左翼の戦場へ手を打ち、中央から尭雲(ぎょううん)の援軍が1万やってきていたのだ。

関常は大きく士気を下げられたと話すが、王賁はこれで良いと話す。

というのも、中央から援軍が来たという事は中央の兵力は少なくなっているという事であり、

これを続ける事により、総大将王翦が中央の李牧軍を仕留める事が出来るというのだ。

そして、それを聞いた玉鳳隊の士気はさらに大きく上がりそれに続き、亜光軍も檄を飛ばし突撃を開始した。


大将軍の武


趙中央の李牧の陣では、秦軍の大きな歓声により左翼の戦いが始まった事を感じていた。

だが、李牧はそれをすぐに静まり返ると話した。 廉頗(れんぱ)と肩を並べていた三大天 藺相如(りんしょうじょ)は

”と””を兼ね備えた大将軍であり、大戦略家であったが武は持ち合わせていなかった。

そして、その武を担っていたのが左翼へ援軍に行った尭雲であり、武そのものであると語った。


感想


尭雲(ぎょううん)は只者ではない雰囲気は出ていましたが、武そのものであるとは・・・。

廉頗大将軍は勇・智・武全て兼ね備えていそうですが、それでも双肩をなしていたという武。

尭雲の武は廉頗ほどある可能性は高いですよね。

そうなると秦右翼の状況もかなり大変な事になりそうだ。

王賁が戦って苦戦したところで、信が援軍としてやってきて協力して討ち取るような展開になるんでしょうか。

そろそろ信の活躍が見たいところです。

あと、壁将軍が焼かれてしまった兵糧は半分という事だから5日分+αはありそうな感じだね。

戦いで兵も少なくなるだろうし、この戦いは意外と10日以上やるんじゃないのかな?

あと、気になったのは秦軍がそれぞれ孤立している状況であるという事。

今はまだ兵力も兵糧もあるから大丈夫だけど、徐々に追い詰められていくような秦軍が見れそうだ。


541話予想


後日更新予定